2010年5月1日(土曜日)
|
2010年4月13日から18日まで外苑前のギャラリーDAZZLEにてとらむぷ展がおこなわれました。
明治生まれの版画家、川上澄生により昭和14年に製作された「とらむぷ繪」に触発された7名のイラストレーターたちに
よるトランプを題材にした作品が並びます。
一般的な絵柄とは異なり、トランプであることを感じさせながらもオリジナルな世界観が個々に濃くでているところを面白
く思いました。また刺繍、版画、ペン画など表現方法もさまざまです。
ハンガプリントの鎌田光代さんもリトグラフで制作した個性的なトランプを出品しています。
3色3版でつくられたとは思えないゆたかな色彩が楽しげな形に纏っています。
|
 |
2009年7月23日(木曜日)
|
2009年7月8日〜12日まで六本木・アクシスギャラリーで「ラール・ヴェリテ」リトグラフ展がありました。アメリカ、タマリンドマスター
プリンターの石橋泰敏氏が設立した工房「ラール・ヴェリテ リトグラフィー研究所」。ここではジャスパー・ジョーンズやデヴィット・ホック
ニーなどのリトグラフ作品を数多く手がけたジェミナイ版画工房での経験とノウハウを伝えています。
今回の展示は所属作家27名による8回目の展覧会。熟練された作品、フレッシュな作品、イラストレーションで活躍する作家のオリジナ
ルな作品等、リトグラフ本来の魅力と作家の個性を感じる展示でした。ハンガプリントの鎌田光代さんも3点の作品を発表しています。
出品作家:石坂しづか・石田史子・石橋泰敏・浮須恵・宇佐美由希子・大沼透・岡村華子・梶原洋子・鎌田光代・金井由恵・柴田美智子・
杉尾龍司・竹内美穂子・谷岡暁・戸田雅也・殿塚絵里子・中矢いくみ・本多榮子・本多史朗・前川ともみ・マツモトヨーコ・見崎彰広・
宗像直美・山本明子・吉田佳代子・芳野・渡辺一人
|
 |
2009年6月28日(日曜日)
|
2009年6月2日〜6月30日まで西小山にあるカフェカウラにて鎌田光代さんの作品が展示されています。
前回の個展からまだ間もないですが、新作を5点を含めた6点の作品が並べられています。
居心地のよいきれいなカフェに掛けられた作品はお店の雰囲気ともたいへんよくあっていて自然な感じ。
作品は完全な抽象作品から、何かを思わせる形があらわれた作品、またぶどうなどしっかりとしたモチーフが
描かれたものがありました。
色も形もなんだかとても楽しい感じです。もちろん制作の苦労はあると思います、でもきっと鎌田光代さん本人
が楽しんで制作をしているんだろうな、、とお茶を飲んでゆっくりと作品を眺めていたらそんな気持ちが湧いてきて、
自分もついつい作りたくなってきてしまいました。
ちなみに、こちらはワインも美味しいお店だそうです。
|

きれいでやさしい色合いです

ぶどうのモチーフ
|
2009年4月26日(日曜日)
|
4月6日から21日まで上野の東京都美術館で版画協会展が開催されています。ハンガプリントの星野昌子さんの
作品を今年も2点展示しています。リトグラフを中心に制作をしていましたが、最近では紙やビニールといった異素
材を使った凸版で制作を展開しています。
リトグラフの制作はリトグラフ工房での制作が一般的です。大きく重量のあるプレス機や作品にあった
サイズのローラー、特殊な薬品など様々な設備、用具を必要とするためです。
工房での制作が難しくなり、またこの先長く版画を続けていくためにも、自分の作品により合った版画の
作り方を模索している作家。
「まだまだ不確定でまったく未知の刷り。なにもかもが試行錯誤。あえて発表することで冷静に作品を
見つめ直す機会にしようと思います。」(星野)
図柄は以前からモチーフとして表れる金魚やさらにそれを抽象化した 無彩色のパターン。
色彩が画面の中で小気味よくリズミカルに動きます。
今後の作品がどのように変化していくのかとても楽しみです。
|

「泳げ泳げ」
|
2008年12月25日(木曜日)
| 版画-進化する技法と表現-(文遊社 定価3800円)が刊行されました。リトグラフ、木版、銅板、スクリーンプリント
の技法を写真を多用して説明した本です。
リトグラフではプリンターの石橋泰敏氏(ラール・ヴェリテ リトグラフィ研究所主宰)が基本的なリトグラフのしくみを
解説、画家マツモトヨーコ氏の制作とともに多色刷りの技術、手順を紹介しています。
技術と表現は切り離せないものです。作り手がしたい表現が技術によって可能になること、まだ知らない多彩な技術
を知ることで表現がひろがっていくこと。とてもあたりまえのことかもしれませんが、実際にはとても難しいことです。
また、この本にはハンガプリントの鎌田光代氏の多色刷りリトグラフの作品が「現代の版画」の参考作品として掲載
(p146)されています。
|

A4カラーで見やすい

鎌田光代「午後3時」 2006年作
|
|
|
|
|
2008年11月20日(木曜日)
|
11月10日〜15日、東京・茅場町の森岡書店にて鎌田光代展が行われました。
作品のひとつひとつが完成度の高いものでした。他の版画の種類や技法ではなくリトグラフだからこその色合い
や版に密に描かれたリトクレヨンの調子が鎌田光代さんの作風と非常にあっていたように思えました。
ほとんどの作品が3つの色の重ね合わせ(3色3版)から制作され、そこからは多くの美しい色が生まれています。
楽しくて見る人が幸せになるような絵たちの集まり、洗練はされていても無機質では決してない生き物のようです。
会場は個性的でしゃれた古書が並ぶ書店です。ビルも川沿いにある古い建物で異国のような風情。
絵と本がまじわって少し非現実的な空間、でも暖かい感じ、、、そんな個展でした。
|

珍しいアートブックも多数並ぶ会場

鮮やかな色彩が目を引く
|
2008年10月29日(水曜日)
|
9月29日〜10月4日表参道画廊にて、「中村未来・湊七雄二人展」が開催されました。
表参道画廊は表参道駅近く、閑静な住宅街のなかの瀟洒なつくりのギャラリーです。
その都会的でありながらも静かな雰囲気が、中村さんの作品とよく合っていました。
ここ数年、黒にこだわって描いてきたその画面は、独特な柔らかな黒の濃淡で美しく展開されています。
それは丁寧に時間をかけて少しずつ描き込んでいく、その長い時間がそのまま堆積したような、砂が積も
って出来たような肌合いがあります。
またそれらに対して、彼女にしては短時間で作り上げたという新しい作品郡では、支持体(紙)とイメージの
関係について、よりクールに構成されていて、今後の中村さんの次段階を予期させてくれる展示となってい
ました。
|

「湧くもの」

「かはたれどき」
|
|
落ち着いた雰囲気の展示会場
|
|
|
|
|
|
2008年7月3日(木曜日)
|
4月に上野・東京都美術館にて日本版画協会展が催されました。
「美術の窓6月号」では、日本版画協会の出点作品から数点の批評が掲載されています。ハンガプリントの
星野昌子氏の作品「Gyo-gun」の批評がありました。
『金魚の白と赤の色彩を、しっとりと、官能的な雰囲気で扱っている点を面白く思う。フラットな構成のなかに、
水中をゆらめく金魚の、心地よい存在感が表現される。癒し系といってもよいかもしれない。コンテンポラリー
な感性がある。個展などでシリーズとして見てみたい。』 美術の窓・記
長い時間眺めていたくなるような、気持ちの良い作品です。
|

「美術の窓」6月号表紙

ゆったりとした空気が流れる
|
2007年12月22日(土曜日)
|
六本木・国立新美術館で行われていたフェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展(2007年9月26日〜12月17
日)。最終日が近くなりやはり見ておこうと思い行ってきました。
36点程しか作品が残っていないといわれるフェルメールですが、私がいままでに見たものは今回の1点を含めてわ
ずか3点のみ。日常の生活の一部でありながらながら、とても静かな上質で美しい瞬間をのぞいたような世界。当時
の生活をうかがえるユーモアあるヤン・フィクスゾーン・ステーンの作品や、ヤン・エーケルス2世「ペンを削る男」、
ニコラース・ファン・デル・ヴァーイ「アムステルダムの孤児院の少女」など他のオランダ黄金期の風俗画にも良い
作品が多くありました。
また銅版画なども多数。中でもメゾチントには私が興味をひかれるものがかなりありそれだけで満足。
古楽器もフェルメールの絵を再現したような部屋に展示されており、趣向を凝らした飽きない展示でした。
|

「牛乳を注ぐ女」のグッズの多さに驚いた
|
2007年12月12日(水曜日)
|
横須賀美術館の清宮質文展は2007年11月23日〜12月16日までの開催です。生誕から90年(1991年没)、
木版画だけでなく初期の油絵、水彩、ガラス絵などを併せての展示でした。
雑記帳と呼ばれたノートに書かれた言葉もところどころにあります。
清宮質文は版画を複数の制作ができる手段とはとらえず、版にすることで独自の美しさを得るために版を用いた
作家です。詩的なイメージ、おぼろげな形態、明るくない色、繊細な線。
絵も言葉もはっきりとした提示というより何かを暗示させているような、感覚的なものと理論的であるのかないの
か、、、微妙で不思議な間とか層のようなもの、説明のしにくいものが自分の中に残りました。
|

清宮質文展の図録
|
2007年7月4日(水曜日)
|
7/2(月)〜14(土)まで、東京・神保町の文房堂ギャラリーで16人のリトグラフ展が開催されています。
この16人は国立にあるラール・ヴェリテというリトグラフ工房で制作をしている作家たちです。
HANG A PRINT の星野昌子さんの作品も4点展示しています。
透明感のある美しい色合いに秀でた星野昌子さんの作品ですが、最近、抽象的な作風からより具象的な
イメージへ。
丁度変化をしている最中といった感じを、大変興味深く見ることができました。
他の作家の作品も隙がなく、同じリトグラフでありながら様々な技法が使われそれぞれの個性が強く感じ
られるものばかりです。
この展示の詳細はNEWSページをご覧下さい。
出品作家:根岸慶子 星野昌子 杉尾龍司 本多史郎 渡辺一人
陣門礼子 鎌田りん 中矢いくみ 大沼透 岡村華子
金子恵 谷岡暁 山本明子 宗像直美 戸田雅也 吉田佳代子
|

星野昌子 goldfish swimming 1

「16人のリトグラフ展」会場
|
2007年6月12日(火曜日)
|
東京・鷹の台の松明堂ギャラリーで開催中の「河西成吾・中村未来 新作二人展」に行ってきました。
松明堂ギャラリーは、西武線・鷹の台駅の前の本屋さんの地下にあります。
本屋さんの中にいったん入り、地下への階段を降りて行くという、ちょっと不思議な造りになっています。
薄暗い階段を降りきると、そこはアートの世界。
静謐な空気が流れていました。
外界の騒音も、ここには届かない。
この閉ざされた空間で絵を鑑賞することは、かなり贅沢かも。
美味しいお茶を頂き、ポートフォーリオを眺めたりして、ついつい長居してしまいました。
「お客様のご意見を聞くのが、楽しくなってきました!」という中村さん。
彼女の作品への丁寧な説明は、アートに対する真摯な姿勢を感じさせるものでした。
会期は6月20日までです。
|

|
2007年4月26日(木曜日)
六本木・国立新美術館で開催されている異邦人(エトランジェ)たちのパリ1900−2005 ポンピドー・センター所蔵作品展
{2007年2月7日(水)〜5月7日(月)}を観覧。質の高い作品が並び、とても贅沢な時間を過ごせました。
パリのイメージが強い作家たちも、実は外国からやってきた人たちであったりしますが、作品からただよう雰囲気は
パリを感じさせ、私も昔訪れたときのことをぼんやりと思い出しました。
個人的にはピカソの「輪を持つ少女」、写真のイジス。日本人では(又写真ですが)田原桂一が構成が巧みで、尚且
つ胸にぐっと来るものがありました。
ブラッサイやポリアコフ、ヴァザルリも好きな作家なので実物を見るとやはりいいな、と再確認。今年2007年1月に
開館した国立新美術館ですが、訪れたのは今回が初めてです。
外観とエントランスホールの空間が美しく圧巻です。
|

黒川紀章氏の設計
|
2007年3月28日(水曜日)
|
3月20日市ヶ谷にある国立印刷局のお札と切手の博物館に行ってきました。
こちらは日本のお札づくり、切手づくりに一貫して携わるの博物館で、館内にはリトグラフのプレス
機、石版石なども展示されていています。
その他にも印刷技術の歴史を物語る貴重な資料がありました。
国華余芳 正倉院御物という印刷局が製造した多色石版(リトグラフ)による画集があり、これは明治12(1879)年
正倉院の古美術品を調査し、十数色を刷り重ねて作られた多色石版画を冊子にまとめたものです。
当時の多色石版画の最高峰と呼ばれるだけあり、発色はやわらかで図案は今でも現代的でとても美しいものでし
た。
画集ながら見ることができたのは、一枚のみだったのが残念です。
他にも単なる印刷物と言いがたい、見ごたえある切手やお札が並び、おもしろく観覧できます。
博物館の外にはお札に使う紙の原料にもなる「みつまた」の花が咲いていました。
|

版画和紙の原料にもなる「みつまた」
|
2007年3月13日(火曜日)
|
2007年3月6日(火)〜11日(日)ギャラリーDAZZLEでの鎌田光代個展「いろ いろいろ」
が、盛況のうちに無事終了しました。
作者の創り出すさまざまな色合いや面白い形を十分に楽しめ、安らぐ空間だったと思います。
ご来場の方々もきっと、ほっとしたひとときを過ごされたのではないでしょうか?
|

海の顔
|
会場風景
|

23世紀
→他の作品も見る
|
38 queries. 1.192 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress